ディフォル名鑑 ゴジラ激闘集!
バンダイ 2005年



ゴジラ食玩の定番といえば、ほぼ毎年出ていたような気がするソフビ製の指人形ですが
『ディフォル名鑑』という新カテゴリで、ヴィネット風のフィギュアに進化。ディフォルメされた『名鑑シリーズ』という感じ(まんまだ)。
外見の可愛さとは裏腹に、随所にマニアックなこだわりが見られて意外と侮れません。
全12種。そういえば、『激闘集!』と言いながら三分の一が戦ってないぞ。



ゴジラ(1954)

 

やはり一つ目は初代ゴジラ。和光ビルの隣に立つ有名なスチルを立体化しています。
ビルの造形が意外と細かくて嬉しい。これは良いビルです。


 

こちらはシークレット…ではなく、玩具雑誌『HYPER HOBBY』2005年1月号の付録「ゴジラ1954 スモーククリアバージョン」。
『激闘集!』の本発売に先駆けたプレビュー版という扱いで、この時は『2005 ディフォルメイカン』という仮の商品名がついていました。
単体で見るとあまり面白味のない仕様ですが、ノーマル版と並べると何となく得した気分に。



ゴジラの逆襲

 

大阪城でのゴジラとアンギラスの戦い。
実際は殺るか殺られるかの真剣勝負ですが、ディフォルメだとじゃれ合ってるように見えなくもない。




思いっきり暴れてるポーズなのでアングルが決めづらい。
大阪城も良く出来てますが、ちょっとスミ入れが濃いかな。



キングコング対ゴジラ

 

氷山から復活するゴジラ。某巨大猿が大人の事情で商品化できないので、キンゴジはいつも単体。不憫です。
クリア素材に塗装することでいかにも氷っぽい質感になっており、涼しげです。
左下の黄色い部分はシーホーク号の標識液を表現してるんでしょうか。凄いこだわりだ…



ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

 

ゴジラがエビラの鋏を喰いちぎるシーンを再現。酷い目に遭ってるのになんだか楽しそうなエビラ。
これもクリアで成型の上から塗装されており、海面がキレイに表現されています。手抜きがなくて良いなぁ。



怪獣島の決戦 ゴジラの息子

 

ゴジラの頭の上ではしゃぐミニラ。
ミニラはデフォルメされてもやはり老け顔ですが、これはこれで可愛いかもしれない…
息子ゴジが妙に気合の入った造形。



ゴジラ対ヘドラ

 

へドラと組み合ったまま放射能火炎で飛行するゴジラ。
クリア成型で放射能火炎を再現、左目はちゃんと負傷した状態になってます。
これはイイ…今回一番お気に入りかも。



ゴジラ(1984)

 

カドミウム弾を撃ち込まれ、新宿住友ビルで活動を停止したゴジラ。
ほとんどビルがメインという思い切った構成です。
ビル中央あたりに吹き付けられている銀色はサーチライトの表現?




ゴジラはちゃんと眼をつぶってます。お見事。



ゴジラvsスペースゴジラ

 

スペースゴジラの超重力波「グラビ・トルネード」で空中に持ち上げられてしまったゴジラ。
さすがに一体成型で再現するのはちょっと厳しいか…
例によって写真ではほとんど分かりませんが、クリア成型の上からパールが吹き付けられた結晶体がとても綺麗。



ゴジラvsデストロイア

 

デストロイアの尻尾で首根っこを挟まれ、そのまま引き摺られてしまうゴジラ。
映画終盤のデスゴジは痛々しくて、観てて可哀想になってきますが、これには何とも言えないユーモラスさが漂ってますね。




デストロイア正面。凶悪ですが、どことなく面白い顔に。



ゴジラ×メガギラス G消滅作戦

 

メガギラスの尻尾を掴んで投げ飛ばす体勢のゴジラ。
ゴジラの背ビレで斬られた後なので、メガギラスの左前脚の鋏がちゃんと無くなってます。



ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

 

劣勢のバラゴンを容赦なく蹴りつけるゴジラ。ルール無用の残虐ファイトです。
背景の大涌谷も再現されてるのが嬉しいところ。
GMKゴジラの顔はやはり怖いなぁ。



ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

 

永田町で戦うゴジラと3式機龍。ベースが円形なのもあってか、どの角度で飾っても結構絵になります。
国会議事堂の残骸も気合の入った作り。




熱い抱擁に見えなくもない。

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