特撮リボルテック SERIES No.012 モスラ
海洋堂 2010年



特撮リボルテックの東宝特撮キャラ第2弾は、『モスラ』(1961)に登場する巨大蛾怪獣モスラ(成虫)。
ゴジラ、キングギドラと並ぶ東宝のスター怪獣です。
モスラ成虫の大きな羽、細い脚や触覚はソフビ等にあまり向かず、良い立体物が少なかっただけに
精密な造型のフィギュアが発売されたのは単純に嬉しいところ。

原型担当はウルトラマンのメガソフビ等で知られる木下隆志氏。
モスラ本体に加え、ディスプレイベース、接続用アタッチメント、ネームプレート、リボコンテナ、リボチップ(10ポイント)が付属。


 

昆虫の標本みたいですが、表と裏から一枚ずつ撮影。
食玩などでは省略されがちな羽の美しい模様が塗装で綺麗に再現されています。
薄くて軽い素材で出来ているので、いい感じに虫っぽいです。


 

モスラ幼虫が繭をかけ、根元から折れてしまった東京タワーを再現したディスプレイベース。
鉄骨の隙間はクリア素材で表現されています。




成虫が出てきた繭の裂け目の横にはアタッチメントを差す穴があり、使用しない場合は蓋パーツで隠すことができます。


 

仮面ライダーのCアイのような複眼はクリアパーツによる二重構造。
複眼を持つキャラクターは、眼がクリアパーツか否かで結構印象が変わってくるので大事なところですね。
口はかなり小さいパーツですが開閉が可能。あの何とも表記しがたい、可愛い(?)鳴き声が聴こえてきそう。




羽の基部にはリボルバージョイントと回転軸があり、4枚が別々に動かせます。
頭部・胸部・腹部もリボルバージョイントで接続されており、若干動かすことが可能。




 

胸部と腹部の間にアタッチメントパーツを挟み込み、ディスプレイベースに接続。
繭に接続して羽化直後の状態、タワー横に差したリボルバージョイントに接続すれば飛行状態を再現できます。
劇中では羽化したらすぐにロリシカ共和国・ニューカークシティへ向けて飛び立ってしまうので、
実は再現出来るシーンってほとんど無いんですが、下からのアングルで見ると巨大感抜群でいい感じ。
実際、初代モスラは翼長250メートルと恐ろしくデカいのです。


 

羽は若干内側方向にも曲がるので、劇中ラストの飛行場へ降り立ったシーンを再現してみる。ただ置いただけですけど。
駆け寄る小美人は心の目で見てください。
「じゃお元気で。…って言うのも何だか変だけど、やっぱりお元気でね」

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