特撮リボルテック SERIES No.034 海底軍艦 轟天号 海洋堂 2012年 |
![]() 特撮リボルテック久々の東宝特撮キャラは、『海底軍艦』(1963年)より海底軍艦・轟天号。 メーサー車と並んで東宝特撮超兵器の代表格ともいえる名機です。 そのカッコ良さからか、轟天号は後の映画にも何度か登場しています。 『惑星大戦争』(1977年)では宇宙防衛艦「轟天」としてリニューアルされ活躍。 『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)では更に現代的にアレンジされた「新・轟天号」が登場しましたが、 劇中冒頭では'63年版そのままの姿(兵装に若干違いあり)でゴジラとの共演を果たしています。 忘れられがちですが『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』(2005年)にもゲスト出演。 VSシリーズ世代の人には、SFCソフト『ゴジラ 怪獣大決戦』(1994年)での無敵ぶりも印象的だったのではないでしょうか。 原型製作はNo.015のメーサー殺獣光線車も担当した谷明氏。 付属品は別タイプドリル、ディスプレイ用スタンド、ネームプレート、リボコンテナ。 ![]() ![]() 乱暴に言えば潜水艦にドリルをくっつけただけのシンプルなデザインですが、何故こんなにカッコイイのか。 飾ってるだけで何となくワクワクしてきますよ。 ![]() ![]() 艦底には3つのハッチ状パーツが付いていて、開くと台座のリボルバージョイントを差す穴があります。 他社のフィギュア用台座も流用可能。正直、リボルテックの台座は使いづらいのでそろそろ改良して欲しいところですが…。 なぜかリボルテックが生まれた最初期からまったく変わっていないですし。造形や可動はちゃんと年々進歩してるのに。 艦尾パーツは取り外し式になっており、4枚の翼を出し入れすることが可能。 ![]() ![]() 「前部異状なし!」 「中部異状なし!」 艦首ドリルは手動で回転可能。さすがに劇中のように冷線砲が独立して動いたりはしませんが、雰囲気は充分。 翼、ノコギリ3基は可動し収納・展開状態が再現可能。薄い部品なので指で動かすのはちょっと大変です。 艦橋部の三連装電子砲塔4基は回転可能。劇中では残念ながら未使用(箱の解説によるとカットされた発射シーンがあったとの事)。 この轟天号、なんと本体に使用されているジョイントは艦首ドリル取り付けのためのストレートジョイント(棒状のジョイント)のみ。 「リボルテック」なのにリボルバージョイントはスタンドに付いた1個のみという、かなり思い切った仕様になっています。 ![]() 「後部異状なし!」 船尾の翼は非常に薄いパーツで、精密感があり良い感じ。落としたらあっさり折れそうで怖いけど。 ![]() ![]() 艦橋部は収納ギミック付きで、高速飛行形態を再現することができます。 昇降舵を縦位置に回して艦橋上部を折りたたみ、艦橋ブロックをまるごとひっくり返して本体に収納。 設定と違った収納法ではありますが、差し替えなしですっきり艦橋が片付きます。 ![]() ![]() 各部の収納・展開ギミックをフルに使えば、劇中各シーンでちょっとずつ違う轟天号の状態を再現することが可能。 左上の画像がドック内、右上の画像が飛行時。 ![]() こちらは地中潜行時。それほど大きく変わるわけではありませんが、全部ちゃんと再現できるのは楽しいですね。 ![]() ![]() デザイン画やポスターイラストではドリル先端部の三叉の部分が存在せず、真っ直ぐになっているんですが、 その状態を再現した別タイプドリルが付属していて、好みで差し替えることができます。 微妙な違いではありますが、こちらのドリルだとより鋭角的なイメージになって結構いい感じ。 ちなみに映画ポスターに載っている轟天号は全てイラストのみで写真は無し。プロップの制作が間に合わなかったんだとか。 ![]() ![]() 最初にも少し書きましたが、SFCソフト『ゴジラ怪獣大決戦』には轟天号が隠しキャラクターとして登場します。 劇中で未使用の電子砲が実際に攻撃技の一つとして使えるなど、設定の補完という意味でも貴重な出演でした。 正直言って反則レベルの強さなので、対戦で使い過ぎると相手の恨みを買い、リアルファイトに発展する恐れもあるので要注意。 ![]() ![]() ![]() 手近な東宝怪獣フィギュアの中で、実際にゲームに登場した怪獣を集めて戦わせてみました。完全に自己満足の世界。 |
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