S.H.MonsterArts ゴジラ
バンダイ 2011年



『S.H.Figuarts』、『ROBOT魂』、『ULTRA-ACT』など、バンダイが多数リリースしているアクションフィギュアのブランドに
怪獣キャラクター専門の新ブランド『S.H.MonsterArts(エス・エイチ・モンスターアーツ)』が登場。
原型にはゴジラ造型の第一人者である酒井ゆうじ氏をはじめ、実力派の方々を起用。
プロモーションムービーはVSシリーズ特技監督の川北紘一氏が直々に手掛け、宣伝にもかなり力が入っている様子でした。
ここ数年、バンダイはゴジラ関連商品に冷淡だったので意外やら嬉しいやら。

第1弾はもちろん、全ての怪獣の始祖ともいえる怪獣王ゴジラ。2011年11月19日に世界同時発売されました。
モデルとなったのは『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年公開)に登場する、通称「モゲゴジ」と呼ばれるタイプ。
原型制作は酒井ゆうじ氏。とうとう酒井氏のゴジラがアクションフィギュアになって買える時代に…色々感慨深いですね。


 

モゲゴジのどっしりした体型が再現されています。背ビレの配置はなだらかな山型。
関節が動かせるので、スーツアクター・薩摩剣八郎さん式の決めポーズ(両足を踏ん張り、右手を若干上げて構える)も可能。
ゴジラに演技をつけて遊ぶという、今まで無かった感覚が体験できます。これは楽しい。


 

 

顎の開閉、首の可動で色々な表情を出すことができます。
平成ゴジラは男前。


 

今回のゴジラは新ブランドの1番目ということもあってか、目の塗装にかなり個体差があり、
中には両目が明後日の方向を向いた残念な状態のものもあったということです。店頭で買う際は可能な限り見て選びましょう。
うちの個体は幸いそうでもないようですが…モゲゴジは特に眼の色が明るく視線がハッキリしているので、気を遣って欲しかったところ。
聞いたところでは、2次生産分以降ではちゃんと改善されていたとか。

尻尾は結構細かく関節が分かれており、やや面倒ですが丁寧に調整してやれば自然な湾曲を演出できます。


 

背ビレはゴジラ造形の重要な見せ場。この密度感がいいですね。


 

各関節を動かすことで、VSシリーズ劇中でも何度か見られた水中潜行状態を再現できます。
飾るには支えが必要ですが、差し替えなしでここまで出来るのは結構凄いかも。




同じ要領で、若干前傾姿勢を取らせることも。恐竜っぽくていい感じ。




初回生産分には特典として「熱線エフェクトパーツ」が付属。
魂STAGEと同様の支柱が使用されており、高さの調節が可能。台座は衝撃波っぽい造形になっていて結構迫力あり。


 

ゴジラの口にはかなり強引に押し込む必要があり、ちょっと破損が不安ですが、遊びの幅が広がってなかなか楽しいパーツです。
惜しいのは初回生産分にしか付属しないという点でしょうか。せっかくのアクションフィギュアなんだし、普通に付けて欲しかったところ。




おまけ。(画像クリックで拡大)
バンダイ主催の『魂ネイションズ フォトコンテスト2012』に応募したものの、あえなく落選してしまった画像です。
昭和時代の玩具の雑誌広告(マルサン等)をイメージして作ってみたんですが…
ちょっとコンテストの主旨から外れていたかもしれません。他の方の作品を見た後だと激しく場違い感が。
せっかくなので、ここにひっそりと晒して供養しておこうと思います。

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